骨格筋の形と触察法の購入を考えているけど、どういった本なのか知りたい。
こんにちは、ナオヤです。
骨格筋の形と触察法の購入を考えているけど、どういった本なのか知りたい。
触診に自身がなかった時に上司に相談した時に、おすすめして頂いた本です。
骨格筋の形と触察法は、触診の精度を上げるには、すごく役に立つ本です。
触診をしなかったとしても、図鑑として楽しむのもありだと思わせてくれます。
今回の記事では、骨格筋の形と触察法の魅力について解説していきたいと思います。
骨格筋の形と触察法とは
この本の魅力をざっくり言ってしまうと“リアリティがすごい”ということです。
実際に、どんな本なのでしょうか。
著者の紹介
2人の著者を紹介します。
引用:国立大学法人 大分大学HP
著者:河上敬介
所属:大分大学
部署:福祉健康科学部
職名:教授
学位:博士(医学)(名古屋大学)
研究分野:
人間医工学/リハビリテーション科学・福祉工学/
基礎医学/解剖学一般(含組織学・発生学)/
神経科学/神経・筋肉生理学/
引用:常葉大学HP
著書:磯貝香
所属:常葉大学
部署:保健医療学部
職名:教授
研究分野:人間医工学/リハビリテーション科学・福祉工学/
骨格筋の形と触察法の概要
登録情報
書籍名:骨格筋の形と触察法
大型本: 455ページ
出版社: 大峰閣; 改訂第2版 (2013/04)
言語: 日本語
発売日: 2013/04
サイズ: 30.2 x 21.8 x 3.6 cm
“医師が手術や投薬の対象となる器官を充分に理解したうえで最善の治療を行うのと同様に、理学療法士、作業療法士、柔道整復師および鍼師などのコ・メディカルも、我々の業務の対象となる器官を充分に理解したうえで治療を行うべきである。”
骨格筋の形と触察法 Pⅲ 初版の序より引用
この言葉からわかるように、著者の熱い思いが伝わってくる1冊です。
この本の素晴らしいところは、体表から触れることのできるランドマーク(骨の出っ張り)の位置関係から、それぞれの筋肉の走行を推定する方法が豊富な写真やイラストを中心に解説されていることにあります。
イラストでの筋の特徴や解説、御献体の画像、ランドマークの解説、各筋肉をきちんと触れるような探し方など、これ一冊で、骨格筋の本は充分かと。
触診力・触察力を高めるコツは、目的の筋肉をイメージすること。 一流のセラピストは体表から体を見るだけで目的の組織が浮き上がってみえるといいます。
ここに必ずあるはずだとしっかりイメージして触れることにより、指先の感覚がとらえるわずかな感触の変化を脳が識別することができます。漫然と触れるだけでは、脳がそのわずかな指先の感覚の変化を感じ取ることができません。
どうでもいい解剖学書を何冊も買うくらいなら、これを一冊持っていた方がかなりスキルアップできるはず。
また嬉しいことに一般的な解剖書にはみられない、筋膜や腱、靭帯などによる筋肉同士の機能的な繋がり(筋連結)についても載っています。
そうは言っても読んでいるだけではスキルアップはできません。
本の買い方
アマゾンや楽天で購入可能です。
僕は理由があり2冊購入したのですが、1冊はアマゾン、もう1冊はメルカリで購入しました。
僕がこの本を2冊購入した理由
理由は、重くて持ち歩くのが大変なので、1冊は電子書籍化してスマートフォンやタブレット端末に入れて持ち運びができるようにしたい、という理由からです。
良い本は、常に手元に持っておいて、いつでも見たい時に見れるようにしておきたいんですよね。
そのとき調べたいと思っても、調べるものがなかったりして、後回しにしてしまうと結局調べずに終わってしまうことがたびたび、、、
そういったことを防止し、日々知識や技術を自分の中に積み上げていくための、1つのアイデアです。
こうすることによって、疑問を持ったらすぐ調べる流れが作れました。
もう1つのメリットは、裁断済みの商品などはメルカリなどで比較的安い値段で手に入りますし、スキャンしてしまえばもう1度メルカリなどに出品することも可能。
お金がない人たちにとっては、なかなか勉強したくても色んな本を買うことはできないですが、こういった節約をすることで、普通に購入するよりは、本代を節約することができます。
他の触診に役立つおすすめの参考書
触診関係でおすすめの本を2つ紹介します。
運動療法のための機能解剖学的触診技術 (上肢・下肢)
触診の方法が詳細に書かれている本でこの本の右に出るものはないかもです。
この書籍は、「上肢・体幹編」と「下肢編」の2冊の本になります。
実際の解剖の写真は少ないですが、触診の仕方を触り方から詳しく記載してあります。
それにプラスして、基礎的な筋肉の機能解剖なども記載されている点が、非常にありがたい。
資格をとって間もないセラピストや、カラダを触ることがはじめてという方におすすめです。
プロメテウス
触診の仕方というよりかは、筋肉の走行などの解剖学を学ぶのに最適です。
プロメテウス解剖学の良さは何と言っても、“美しいイラスト”にあると思います。
とにかく、イラストが美しい。
1つの美術作品と言っても過言ではないと思います。
番外編:visible body
本ではないのですが、こちらの「visible body」というアプリもおすすめです。
360°色んな方向から組織を観察することが可能。より立体的に組織をイメージすることができます。
上記で紹介した本のどちらかと合わせて持っておくと、解剖の精度があがると思います。
痛みがある組織を触れられなければ始まらない
まずは痛みが出ている場所にどんな組織があるかがわかることが重要になってきます。
そのためには、3Dでのカラダの解剖が想像できることが必須の条件だと思います。
解剖の勉強をするのにこの「骨格筋の形と触察法」はとても役立つ本ので購入を考えている方は是非参考にしてみてください。
買って絶対に損をしない書籍の1つであることに間違いはありません。